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◆成長ホルモンと睡眠時間・分泌時間(もくじ)

◆運動と成長ホルモンの分泌の関連性

 運動と成長ホルモンの関連性は常々どのように関連性があるのかについて注目されてきていた問題のひとつ。

 運動を開始すると、成長ホルモンの分泌量が増加することは既に確認されている事実。

 成長ホルモンの分泌量は1日の中でも時間帯や、運動の有無で差が生じる。

 この運動によって成長ホルモンの分泌量が増すというメカニズムはトレーニング業界だけでなく、医療やアンチエイジングに関わる分野においても注目を集めている。

 これは誰もが避けられない老化という問題に関しても成長ホルモンの分泌量を増大させることで老化の抑制効果が期待される為。

◆スポーツをする子供は背が大きくなる?

 スポーツをする子供と身長の関連性はどのように関与しているのか?

●スポーツをする子供は背が大きくなる

●スポーツをすると背が伸びなくなる

 どちらも運動をする子供に関する見解であるが、なぜこのように相反する言葉を耳にするのだろうか?

 成長期の子供の身長の伸びに大きく関与するのは、やはり成長ホルモンの存在が大きい。

 特に、我々ヒトは乳児期に始まる第1次成長期、そして思春期のスタート、10代前半ぐらいに始まる第2次成長期と呼ばれる2種類の成長期がある。

 この成長期に分泌される成長ホルモンの分泌量は圧倒的に多い。

 その為、スポーツをしていようがいまいが、成長期には身長がやはり伸びるもの。

 但し、ここに運動と成長ホルモンの関連性があることも考慮すると、成長ホルモンの分泌が身長の伸びに影響を与える以上、運動をしている子供は運動をしていない子供と比較すると、背が大きくなるチャンスを多く持っているのは事実である。

◆平均身長は男子が170cm台超え女子は160cm弱まで到達

 日本人の平均身長は戦後急速に伸び続け、現在男子は170台、女子は160弱のラインまで来ている。

 戦後の男性は140台の男性も多くいたことも考慮すると、20cm近く平均身長が伸びてきていることになる。

 しかし毎年、体格の測定値を発表している文部科学省のデータではここ数年は伸び率もとどまり停滞状態にはいったとの見解もある。

 では、実際にこの成長期はいったいいつまで継続されるのか?

 この答えは女性の場合は年齢よりも月経の始まる時期が大きく関与している。

 月経のポイントとなる体重38kgというラインによっても成長期の長さは左右されると言えるだろう。

 細身の子の方が月経によって成長ホルモンが抑制される期間が遅くなり、より長く成長ホルモンを得られるチャンスがあるとも言える。

 尚、男性の場合は20台を過ぎても身長が伸び続けるケースも多くあるが、多くのケースでは高校生までに身長の大きな伸びは終了すると考えられる。

◆成長ホルモンと若返り効果

 成長ホルモンが老化の防止につながり若返り効果を発揮する。

 これは成長ホルモンを注射によって注入する

●アンチエイジング医療

 においても実証されており、特に米国では日常的に行なわれている施術でもある。

 その為、成長ホルモンの分泌量を高めることが出来るのであれば大人になってからでも肌の張りや運動能力をある程度保つことが可能になる可能性もある。

 毎朝の早朝ランニングや、トレーニングジムなどでの軽い運動の継続が老化防止に繋がるのは運動によって成長ホルモンの分泌が促されれる点が大きい。

◆成長ホルモンが高くなる睡眠時間・日内変動

 成長ホルモンの分泌は1日の中でも日内変動が生じる。

 最も成長ホルモンの分泌が高まると言われるのが、就寝後の1回目に訪れるレム睡眠。

 レム睡眠とノンレム睡眠は90分間隔で繰り返し発生し、起きるまでの間にこのサイクルを繰り返す。

 1回目と2回目では成長ホルモンの分泌量に低下が見られ、更に3回目と回数が増えるごとに分泌量は低下する。

 また、時間帯によっても分泌量は異なり、夜10時から深夜2時までの4時間は特に成長ホルモンの分泌量が多い時間帯とされている。

 身長を伸ばしたいのであればこの時間帯に睡眠していることが重要であることは言うまでもない。