耐熱温度・融点のまとめ

鉱物・石材・資材・合成樹脂の耐熱温度・融点のまとめ

◆PET樹脂の耐熱温度・耐熱性

◆PET樹脂とは?

 PET樹脂を扱う最たる製品はおそらく誰もが知っているペットボトルであろう。

 ペットボトルのペットはPET樹脂のPETからつけられている。

 ペットボトルの特徴としては
◇軽い(軽量である)
◇強度が強い(耐衝撃性に優れている)
◇透明性が高い
◇リサイクルが容易である
 などの特徴があげられる。

◆PETの耐熱性

 PET(ポリエチレンテレフタレート)は透明性に優れ強靭な性質を持つことから光学用機能性フィルムや磁気テープ、そして絶縁材料や写真フィルムなどにも使用されている素材である。

 クリアホルダーなどに使用されている無延伸フィルム素材の耐熱温度は50度程度で変形を及ぼす可能性があるが、光学用機能性フィルムなどの延伸フィルム系の耐熱温度は150度~200度を誇る。

 また、ペットボトルなどの耐熱ボトルの耐熱温度が80度~90度程度まであり、コンビニエンスストアなどにある温かい飲料コーナーでもペットボトルが利用されている。

◆マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル

 今でこそペットボトルはドリンクの主流容器としての地位を確保しているがその昔は、ドリンクの容器はほぼガラス製であった。

 現代の子供たちは知らないだろうが、ペットボトルが市場に出始めのころ、TVCMでは「落としても割れない」という衝撃に強い面を前面に出したCMも多くあり注目を集めていた。

 そして今、最も注目を集めているのはそのリサイクル性である。

 コンビニエンスストアの入口近辺にある分別されたゴミ箱にはペットボトルと区分けされたゴミ箱も多い。

 更に容器と蓋(キャップ)を分別するように区分けさえているものもある。

 ペットボトルは有機化合物であることから、燃やすと当然温室効果ガスであるCO2を生み出す。

 そのためリサイクル現場ではペットボトルを燃焼せずに再生する「マテリアルリサイクル」や分子レベルまで戻すことで、再度PET樹脂を構成する「ケミカルリサイクル」などによる手法を用いて再利用がなされている。